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蝶の舌

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la lengua de las mariposas

<あらすじ>

1936年スペイン・ガリシア地方の田舎。喘息持ちの主人公モンチョは1年遅れで小学校に入学したものの、引っ込み思案の性格のためなかなかクラスに馴染めずにいた。そんな時担任のグレゴリオ先生は、みんなを森に連れ出しいろいろなことを教えてくれた…蝶にも舌があるということも…!モンチョも先生のおかげで学校にも徐々に慣れていくが、その頃スペインでは内戦が勃発。ファシスト反対の共和党だったグレゴリオ先生にもその影響が及ぼうとしていた…。

【公開】 1995年

【時間】 95分

 

<評価 ★★★★☆ 4.5>

数々の戦争や内戦を描いた作品を見てきたが、この作品はまたひとあじ違った雰囲気で素晴らしい。

純粋な少年と心優しき先生との交流は心が温まる。しかしその中に“スペイン内戦”というシリアスな要素が加わることで、映画が一変。徐々に追い込まれていく先生の状況を薄々感じつつも、このまま楽しい日々が続くと信じていたであろうモンチョに心打たれる。そして続くラストシーン…。多くは語れないが、良作はやはり最後の最後で泣かせてくれる…。ぜひ一度見てほしい作品。