<あらすじ>
それでも母は強かった…。元舞台女優のマヌエラは17歳の息子を持つシングルマザー。平凡だった日常に突然起こった不慮の事故。最愛の息子を失った母マヌエラだったが、悲しみをこらえ生きていく。強さの奥にある大きな優しさはまさに「母親」そのもの!
スペインを代表する女優セシリア・ロスと初々しいペネロペ・クルス主演の人間ドラマ。監督はスペインの巨匠ペドロ・アルモドバル。
【公開】 1999年
【時間】 101分
<評価 ★★★★ 4>
大好きなアルモドバル監督の代表作。この映画を見て色彩の美しさに圧倒された。映画の中の部屋や洋服など、カラフルでありバランスがいい!「スペインっておしゃれ☆」と思ったのはこの映画がきっかけ。
物語はセシリア・ロス演ずるマヌエラが、どんな境遇に立たされても全てを受け入れ、優しく包み込む姿に「母親」の優しさ・強さを感じた。自分の気持ちは二の次で、人々を支えるマヌエラはまさに理想の母親像。これから母親になる人、子育てに悩んでいる人にぜひ見てもらいたい作品。