<あらすじ>
1900年豪華客船内で赤ん坊が発見された。機関士たちに育てられた赤ん坊は「1900」と名づけられ成長する。そして成長した1900には、ピアニストとして天才的な才能があった。自分の気持ちをピアノで表現し、彼は一躍有名人に。今まで一度も船を降りたことがなかった1900だが、船上で恋に落ちたことがきっかけで船を降りる決意をする。しかし勇気がなく挫折。それから1900が船を降りることは一度もなく、元豪華客船は解体されることに…。
【公開】 1998年
【時間】 125分
<評価 ★☆ 1.5>
イタリアが世界に誇る映画監督ジュゼッペ・トルナト-レの作品ということで、とっても楽しみにしていた。
しかしはっきり言って「これはトルナトーレの作品か?」と言うくらい面白くなかった。好きな監督ほど、原作があるものを映画化してほしくないというのが本音なのかも…(汗)
物語は単純且つぶっ飛んでる!!それにも関わらず感動作に仕上げようしている所に疑問を感じた。内容に大きな波もなく、最後は「やっぱり…」という感じ。しかし本国イタリア版にはその後の展開もあるようなので、それを見ればまた感想も変わるのかなぁと思う。
ちょっと否定的なことを書きすぎたが、星が1ではなく1.5なのは主人公が恋に落ちた際に即興で奏でる曲が最高に素晴らしいからだ。これは圧巻!トルナトーレ作品には欠かせない作曲家エンニオ・モリコーネの楽曲を聞くだけでも価値がある作品だ。