<あらすじ>
子どもを産んだ後に亡くなった妻のことが忘れられず、子どもを手放した主人公ジャンニ。
15年後、障害を持った息子と再会し、新たな道に進もうと決心する。しかし15年の月日と障害を持つ息子との距離はなかなか縮められず苦悩。それは息子も同様だった…。親子愛が感じられる物語。
【公開】 2004年
【時間】 111分
<評価 ★★★★ 4>
親子愛の物語というと、ちょっと引いてしまうタイプだけどこの映画は違う!
映画の中では大きな盛り上がりやハラハラする展開は一切ないが、15年ぶりに(息子にしては初めて)会った二人のぎこちなさ、分かり合えない瞬間などが丁寧に描かれている。
治療のために訪れたドイツで、分からない言葉と厳しいリハビリに耐える息子の姿に耐えられなくなく父。特にドイツ語で煽られながら歩く息子・パオロの姿は父親でなくとも抱きしめてあげたくなる!!それをきっかけに、息子と父親はゆっくり、ゆっくり距離を縮めていく。
なんといっても息子・パオロ役アンドレア・ロッシ君の名演技は必見!!さらにイタリアが誇る元祖イケメン俳優キム・ロッシ・スチュアートのちょっと頼りない父親役は最高。