<あらすじ>
1989年ベルリンの壁崩壊直前の東ドイツで、主人公のアレックスは反政府デモ行進に参加する。しかしそれを愛国主義者の母親がテレビで見て、心臓発作を起こしてしまう。一命は取り留めたが昏睡状態に…。8か月後奇跡的に意識を取り戻した母だったが、その時すでにベルリンの壁は崩壊していた。次倒れたら命はないと宣告されたアレックスは、母のために友人や恋人を巻き込み東ドイツが変わっていないと壮大な嘘をつく。そしてそれを信じた母だったが…。
【公開】 2003年
【時間】 121分
<評価 ★★★ 3>
社会派コメディー作品。初めてドイツ映画を見たのはこの映画だった。
内容は分かりやすく且つコミカル!ベルリンの壁の崩壊がドイツ人(特にお年寄りや愛国者)にとってどれだけショックな出来事だったのかがわかり、ただのコメディー映画ではないところが好きだ。主人公のアレックスがお母さんのために数々の嘘をつくが、それがどれも愛嬌があり、母への愛情も感じられ笑いの中にもホッと優しい気持ちになれる作品だ。